2017年 07月 25日
ウェグナーの代表作のひとつ、ヨハネス・ハンセン社製 ピーコックチェアを買取させて頂きました

クラシカルなウィンザースタイルをもとにデザインされた曲線と直線の融合美からなる椅子はクジャクが羽を広げたように見えるその姿から 「ピーコックチェア」と呼ばれています。
華やかなデザインの桟をあしらったその大きく湾曲した背部は人間工学的な美を表現しており、孔雀の羽根を彷彿とさせる平らな部分は肩甲骨のあたりがチェアの背部と重なるよう位置され、 座り心地も考えられています。 座面にはペーパーコードが張られ、適度なフィット感と天然素材による優しいすわり心地。 飽きのこないデザインと木の温もりが安心感と落ち着きを与えてくれます。
全体の構造は白木が美しいアッシュ材を使用していますが、 汚れやすい肘部分には色の濃い味わいのあるチーク材を用いて汚れが目立たないよう工夫が施されています。
硬く丈夫な木材で、惚れ惚れするくらい手に馴染む曲線、仕上げたアームの出来栄え、木目等、それぞれのパーツを繊細に組み合わせた 高技術工法は、究極の芸術品であり、この熟練された職人技は完全複製する事の出来ない、本物のみが携える逸品です。


ペーパーコード向って右シミ
背もたれ湾曲部分にキズ・キズの中に入ってしまった汚れ
肘掛け部分左右共に擦り傷・キズ
向って左前脚付け根部に補修跡のようなものあり
脚部擦り傷・汚れ
■ヨハネス・ハンセン|Johannes Hansen 「伝説の家具工房」と評されるキャビネットメーカー。 木の特性を知り尽くした優れた木工職人によるその美しい手仕事、 ため息の出るような繊細な曲線の仕上がりで、そこに存在するだけで圧倒的なオーラを放つ作品を数多く生み出しました。
■ハンス J ウェグナー (Hans J Wegner)
1914年、デンマーク、トゥナー生まれ。 1931年に家具職人のプロライセンスを取得、この年から1936年まで国立産業研究所に通い 木材について専門に研究。1936年から38年、美術工芸学校に通い、家具の設計を専攻し 1940年より椅子のデザインを始め、後にフリッツ・ハンセン、PPモブラー、 ヨハネス・ハンセン社など多くのメーカーのデザインをしている。
自ら優れた家具職人でもあるウェグナーは「座りやすさ」、 「クラフトマンシップ」、「デザインの美しさ」を設計する際のポリシーに掲げ、 Yチェア、ザ・チェア、ピーコックチェア、パレットチェア、 チャイニーズチェアなど、500脚以上の椅子のデザインを手がける。 この間、国内外を問わず多くの展示会に出品し、多くの賞を受け、 また、個展も数多く開催。 その作品はニューヨーク近代美術館をはじめ多くの公共機関にコレクションされています。 1953年、ローニング奨学金を受け1年間、アメリカ、メキシコに滞在。 1984年、デンマーク王室よりナイトの称号を授与。 1995年、ウェグナー美術館が彼の生まれた故郷、トゥナーにオープン。
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